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AI時代に大切にしたいのは、「やっぱり」を残すこと

こんにちは、おぐりんです。

今日はちょっと変わったテーマで書いてみます。

AI時代において、僕が意識して残したいもの。それは 「やっぱり」 です。

会話をしていると、よく出てきませんか?

  • 「やっぱりこうだよね」

  • 「やっぱ違うかも」

  • 「やっぱり○○が大事だな」

この「やっぱり」って、ただの口癖ではなくて、僕はすごく重要な言葉だと思っています。

「やっぱり」は、思考のキャンセルではなく“思考の履歴”

「やっぱり」という言葉って、構造としてはこんな感じですよね。

一旦Aだと思った
↓
でも考え直してBになった
↓
「やっぱりB」

ここだけ見ると、Aはキャンセルされたように見えます。

でも僕は、ここが大事だと思っていて。

「やっぱりB」には、必ず“やっぱり”と思った理由がある。
そしてその理由は、Aの中に含まれている。

つまり、

  • A(最初の直感)

  • Aを捨てた理由

  • B(結論)

この3つが揃ったとき、思考は“深くなる”んですよね。

実際、後から振り返ってみて、

「やっぱりの前のA、めちゃくちゃ重要じゃん」
「Aを捨てた理由が、今回の鍵じゃん」

みたいなこと、ありませんか?

僕はよくあります。

AIは「結論」よりも「揺れ」から学ぶ

この「やっぱり」の面白いところは、AIに渡したときに強烈な価値になることです。

AIって、もちろん最終的な答え(B)を渡せば、それっぽい文章は作れます。

でも、それだけだと、アウトプットがどこか「薄い」んですよ。

なぜなら、

  • なぜBに至ったのか

  • Aを捨てた理由は何か

  • Aの中にあった葛藤や迷い

これが欠けてしまうから。

逆にAIは、この “揺れ” を渡してあげると、一気に賢くなる。

つまり、AIは「結論」よりも 思考の履歴 を食べる方が強いんです。

だから僕は「音声入力」をよく使う

僕がAIに入力するとき、最近は音声入力を使うことが多いです。

Typelessは、話した内容を整えた文章として出力してくれます。ただ、僕は考え直した跡や言い直しまで残しておきたいので、Typelessは使わずに、発話をそのまま文字にする文字起こしツールを使うようにしています。

理由はシンプルで、スピードももちろんなんですが、
それ以上に、

「やっぱり」を自然に含んだまま喋れる

これがめちゃくちゃ大きい。

文章を書くときって、どうしても整形したくなるんですよね。

  • 余計な言葉を削る

  • 迷いを消す

  • まとまった結論だけを書く

結果、こうなる。

「やっぱりB」だけが残る

でもそれだと、AIに渡したときに“情報量”が足りない。

音声入力だと、

  • Aだと思った

  • でもこう感じた

  • あの違和感が引っかかって

  • だからやっぱりBだな

みたいな、 揺れを含んだ状態の思考が、そのまま残る。

この状態でAIに渡すと、AIはそこをちゃんと汲み取ってくれて、
むしろこちらが気づいていなかったポイントまで拾ってくれることがあるんです。

「やっぱり」は、あなたの価値観が滲む言葉

もう一つ「やっぱり」が大事だと思う理由があります。

それは、「やっぱり」が出る瞬間って、
自分が何を大事にしてるか
が出る瞬間だからです。

たとえば、

  • 「やっぱり最後は人だよね」

  • 「やっぱり速度が命だ」

  • 「やっぱり信頼が一番だ」

みたいな言葉って、価値観そのものですよね。

AI時代って、アウトプットだけで差がつきにくくなっていく。

だからこそ、

  • どんな視点で考えているのか

  • どういう価値観で判断しているのか

  • 何に違和感を感じるのか

ここの方が価値になる。

そしてそれが現れるのが、「やっぱり」なんですよね。

人に伝えるときは削ってもいい。でもAIには残した方がいい

もちろん、人に文章で伝えるときって、
「揺れ」を全部書くと読みにくくなることもあります。

だから編集として削るのは全然あり。

でもAIに渡す段階では、逆に削らない方がいいと思っています。

AIは混乱しない。

むしろ、揺れがあるほど理解が深まり、
その揺れごと整形して「伝わる文章」にして返してくれる。

だから、

書く前に整えない
喋って、揺れごと渡す
整えるのはAIに任せる

この順番が、めちゃくちゃ強いです。

その場の修正を、次の仕事にも使う

修正した文章だけでなく、理由も残しておくと、次の仕事で判断を再利用できます。「何を変えたか」「なぜか」「次回は何を見るか」「例外は何か」をそろえておくのが出発点です。

社内の申請案内を、初めて使う人にも分かるように見直す場面なら、「もっとやさしく」という一言だけでは、次に直す人へ意図が伝わりません。たとえば、読み手と理由を次のように整理できます。

修正前:「この機能は、円滑なご利用を実現します。」

修正後:「申請した内容と受付状況を、一覧で確認できます。」

  • 何を変えたか:「円滑なご利用」を、申請後に確認できることが伝わる表現へ変えた。

  • なぜか:読み手を社内で初めて手続きする人と考えると、抽象的な言葉だけでは次の行動が浮かびにくいため。

  • 次回見ること:読み手が次の操作を判断できるか、用語が通じるか、実際の画面や運用と合っているか。

  • 例外:正式名称を変えると誤解が出る場合は用語を残し、短い説明を添える。

修正理由を個人メモに残す流れと、承認後に共通の正本へ反映する流れ

自分の好みや作業の癖なら個人メモに残します。複数の人やAIが使う判断基準なら、共通ルールの変更案にし、権限者の確認・承認を経て同じ正本へ反映します。次の仕事では、人もAIもその最新版を参照します。

記録しただけでAIモデルが自動学習したり、次回も覚え続けたりするわけではありません。使う仕事で参照する正本を決め、人とAIが必要なときにその内容を読む流れが必要です。

まとめ:AI時代は「結論」より「やっぱり」を残そう

AI時代に大切にしたいのは、
「結論を早く出すこと」ではなくて、

結論に至る揺れを、ちゃんと残しておくこと。

その揺れの象徴が「やっぱり」です。

  • 一度Aと思ったこと

  • Aを捨てた理由

  • そしてBに至った背景

これを残しておけば、AIはもっと深くあなたを理解してくれるし、
あなた自身の思考も、後から何度でも育て直せる。

だから僕はこれからも、
「やっぱり」を大事にしながら、AIと対話していきたいなと思っています。

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