「AIがやりました」は通用しない

2025/10/08

こんにちは、おぐりんです。

AIが進化し、さまざまな業務や判断を担うようになった現代社会。
「これからはAIが意思決定をする時代だ」──そんな言説も増えてきました。

しかし本当にそうでしょうか?

結論から言えば、いくらAIが発展しても、最終的に責任を取るのは人間です。
これは法的にも、倫理的にも、そして実務的にも、避けられない現実だと考えています。


🚘 たとえば自動運転:AIが事故を起こしたら、誰が責任を取るのか?

自動運転が実用化されつつある今、こんな問いが浮かびます。

「事故が起きたとき、それはAIの責任ですか?運転していない人間の責任ですか?」

現時点で、AIには法的責任能力はありません
AIは法的人格(法人格)を持たず、財産も持てない。

つまり、AIがどんなに高精度な判断をしていたとしても、責任主体にはなれない。

事故が起きたときに「僕じゃないです。AIが勝手に判断したんです」とは、まかり通らないのです。


🧬 医療のAI活用においても

医療分野でも、AIによる診断支援が進んでいます。

しかし、たとえばAIが誤診をした場合、その誤診の責任は?

AIが診断を提案しても、それを受け入れて治療に踏み切るのは人間の医師です。
したがって、最終判断とその責任は、あくまで人間が持ち続ける構造は、今後もしばらく続くでしょう。


💻 ノーコード・バイブコーディングの落とし穴

最近では、非エンジニアでもAIを使ってアプリケーションを開発できる「バイブコーディング」の流れが加速しています。

しかし、ここにも罠があります。

「AIが生成したコードで情報漏洩が起きた場合、誰が責任を取るのか?」

答えは明確で、そのコードをレビューもせずに世に出した人・組織です。

つまり、「AIが書いたコードだから知りません」は通用しない。
どれだけAIが書いたとしても、アウトプットに対して責任を持つのは人間であるべきなのです。


✅ AI活用における組織的ルール設計が必要

では、どうすればいいのか?
僕が提案したいのは、以下のようなプロセス設計です:

  1. AIがアウトプットを生成

  2. 人が確認・検証・承認する

  3. 承認者が最終責任を負う

この「AI+人間による責任構造」を明文化し、業務フローに組み込むことが今後のAI活用の鍵になります。


🧭 意思決定における「人間の価値」はむしろ増す

皮肉な話ですが、AIが進化すればするほど、

  • 最終判断する力

  • リスクを見極める力

  • 倫理や感性に基づいた判断

  • 責任を持つ覚悟

これらがある人材の価値は、ますます高まっていくと思っています。


📝 まとめ

  • AIには責任能力がない。だから人間が最終的に責任を持つ。

  • 医療・自動運転・開発…あらゆる分野でこれは変わらない。

  • AIをどう使うか、誰が承認するかが企業としての信頼と実行力の差になる。

  • 「確認せずに使ったAIのせい」は言い訳にならない。

  • 責任あるAI活用ができる人・組織こそが、これからの時代の勝者。

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おぐりん(尾倉侑也)

「好きなことをやる。全部やる。」をモットーに、好奇心のまま生きる。"教育"をテーマに事業を展開。2022年11月のChatGPT登場以降は、複数のAI事業の立ち上げを行う。企業様へのAI定着支援も実施。

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